生理痛に効果的なセルフケア【鍼灸師がツボと漢方を解説】

- update更新日 : 2024年12月03日
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生理痛

東洋はり灸院 統括院長の石丸です。

今回は「生理痛を自分で改善する方法」についてお話ししたいと思います。まずはこちらの動画からご覧ください。

※施術効果には個人差があります。

生理痛の痛みは異常の証拠

生理痛

今回ご紹介する方法で大部分の人の生理痛は改善されるはずだと私は考えています。毎月毎月の生理痛で苦しみ、痛み止めやピルを服用し続けると体によくありません。生理痛があるということは何かしらの異常があるから痛んでいるので、その異常を取り除くことで生理痛はなくなります。

また、生理痛がなければ頭痛・肩こり・気分障害などの生理にかかわるそのほかの症状も軽減します。生理痛がなくなることで体は大きく変わるのでぜひ参考にしてください。

漢方薬と三陰交へのお灸

漢方

生理痛を改善する方法は大きく2つです。1つ目は自分に合った漢方薬を使うこと、そして2つ目は三陰交にお灸をすることです。

自分に合う漢方薬を飲みつつ、自宅で1日に1~3回と三陰交にお灸をすると3~5か月ほどで変わってくると思います。大半の人は4か月ほどで変化を感じ、かなり改善されるはずです。

オススメの漢方薬

鍼灸漢方

生理痛に効果的な漢方薬はいろいろとあり、インターネットなどでも購入できます。もし自分では難しい場合は漢方専門の医師や漢方専門の漢方薬局で薬剤師に相談してみてください。ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。

①桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

まず1つ目は桂枝茯苓丸です。これは生理痛のもっとも代表的な漢方薬になります。体が充実しており生理痛や肩こり、頭痛などの症状がある人が使用する漢方です。

②加味逍遙散(かみしょうようさん)

2つ目は加味逍遙散です。これは体がものすごく充実している人と少し弱めの人の間にある中間証の人でPMSなどの愁訴がいろいろとあるような人に飲まれている漢方です。

③当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

3つ目は当帰芍薬散です。これは体がやや弱く、むくみや冷えのある人に試していただきたい漢方です。

④桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

4つ目は桃核承気湯です。これは1つ目の桂枝茯苓丸と同様に体が充実した実証の人向けの漢方であり、かつ便秘がある場合に効果があります。


そのほかにも温経湯(うんけんとう)などさまざまな漢方があるので、調べてみてください。

三陰交へのお灸

三陰交・お灸

漢方薬に加えて三陰交にお灸をすることでほぼすべての人の生理痛は改善すると私は思っています。

三陰交は内くるぶしの上にあるツボです。「三陰交 ツボ」と検索すると詳しい場所が出てくると思うのでぜひ参考にしてください。

生理痛の改善は可能

説明

今回は「生理痛を自分で改善する方法」についてお話しました。

漢方薬と三陰交へのお灸によって生理痛は本当に改善されます。生理痛でお困りの人はぜひお試しください。

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