頚椎症は手術では改善しない!?
「首にひどい痛みがある」「常に肩こりや頭痛に悩まされている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような症状が続く場合、もしかしたらただの肩こりではなく、頚椎症(けいついしょう)かもしれません。首の痛みを引き起こす病気の中でメジャーな存在である頚椎症ですが、実は手術をしても改善しない可能性があることをご存じでしょうか。
本記事では東洋医学から見た頚椎症の本当の原因をはじめ、鍼灸で改善できる理由について詳しくご紹介します。
【動画解説】頸椎症は手術の前に鍼灸院へ
※施術効果には個人差があります。
頚椎症(けいついしょう)とは?
頚椎症とは、首の痛みを生じる代表的な病気のひとつです。
私たちの体には頭を支えるために首に7個の骨がありますが、これを「頸椎」と呼びます。7つの頸椎の間には、椎間板(ついかんばん)と呼ばれるクッションがありますが、このクッションが変形したりつぶれたりすると椎間板同士がこすれたり、圧迫されます。
その結果、首の神経を圧迫してしまうことで首や肩に痛みが発生した状態が頚椎症です。
症状が軽いうちはほとんど自覚症状がなかったり、少し違和感を感じる程度ですが、症状が進行すると何もしていなくても首や肩が痛くなり、日常生活にも支障をきたすでしょう。
症状が進行すると、薬や湿布では対処できずに手術を必要とする場合もあります。症状が軽いうちにアプローチをした方がより早く改善し、完璧に症状をなくせる可能性が高いため、「おかしいな」と思った時点ですぐに専門機関を訪れる事をおすすめします。
頚椎症の症状と原因
頚椎症にかかると主に以下のような症状が現れます。
- 首や肩・腕にビリビリとした痛みを感じる
- 両手のしびれ
- 指がスムーズに動かせない
- 足のもつれ
- 排尿・排便障害
初期の段階では首や肩が少し痛む程度ですが、放っておくとどんどんと症状が進行し、やがて排尿・排便障害を引き起こすこともあります。
頸椎は四肢をつかさどる神経が通っている「脊髄(せきずい)」とつながっているため、首や肩以外の他の場所にも影響が出てくるのです。指がスムーズに動かせないことや足のもつれも日常生活に大きく影響を与えますし、排尿・排便障害を引き起こせば睡眠の質にも影響が出てくるかもしれません。
生死にかかわる病気ではないものの、痛みやしびれ、あらゆる障害が生まれることで日々のパフォーマンスが落ちてしまうため、早めに改善するに越したことはないでしょう。
西洋医学の頚椎症へのアプローチ
一般的には、頚椎症は加齢が深く関係していると考えられており、実際、症状が出ている方のほとんどが50代以上です。しかし、人間は生きていれば歳をとるものであり、加齢を止める事はできませんよね。そのため「加齢が原因」と分かっていても、なす術がないのが現状です。
西洋医学では頚椎症には以下のようなアプローチをおこなうことが多いでしょう。
- 痛み止めの湿布や内服薬
- 電気治療
- 温熱療法
- 牽引
- ブロック注射
- 局所麻酔
- 手術
ただしこれらは一時的に症状を緩和するだけの対症療法でしかなく、根本から改善することは難しいと言えます。
症状が重い場合は最終的に手術をおこなうこともありますが、中には「手術をしたけど症状が改善しない」というケースも多く見られます。
その原因は、手術をおこなうにいたったレントゲンやCTの画像にあります。レントゲンやCTは静止画ですが、それらには脊髄は映らないうえ、どのような状態で動いているかも見る事ができません。
そういった状態では当然、根本となっている原因を見つけ出すことはできないのです。
頚椎症の本当の原因は「不通即痛(ふつうそくつう)」
実は、西洋医学と東洋医学では頚椎症の原因は違うところにあると考えています。
東洋医学では、頚椎症の原因を「不通即痛」にあるととらえているため、一般的な病院とはまったく違うアプローチを行います。
初めて聞かれた方が多いと思いますが、不通即痛とは体に流れている「気・血・水(きけつすい)」が滞ってしまう事を指します。
東洋医学で有名な言葉として「通らざればすなわち痛む」というものがありますが、人間にとって大切な3つの要素がうまく循環しないことによって、痛みや不調が現れるという意味です。これら3つの要素はどれも大切で、どれが足りなくなっても、うまく循環しなくなっても体に影響が出ます。
そのため、鍼灸では気・血・水を十分に作り出し、うまく循環できるように内臓機能を向上させることを目標としています。
頚椎症には主に以下の2つのツボに鍼灸をおこなうことが多いでしょう。
①合谷(ごうこく) | 親指と人差し指の骨が交わるところから、少し人差し指寄りにあるツボ |
②大椎(だいつい) | 首の付け根付近にあるツボ |
どちらも頚椎症に高い効果が期待できますが、症状や体質によっては別の場所への鍼灸や漢方も併用することがあります。
東洋はり灸院の特徴と強み
病院で薬や湿布、温熱療法などさまざまなアプローチをおこなっても「なかなか良くならない」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。そういった方は、ぜひ東洋医学の鍼灸を選択肢のひとつに入れていただければ幸いです。
こちらでは東洋はり灸院の特徴や強みについてご紹介していきます。
頚椎症の改善率は80%以上
当店では原因不明の病気から慢性病まで実にさまざまな症状を改善してきた実績がありますが、頚椎症の改善率は80%以上です。
西洋医学と違ってひとりひとりに合わせたオーダーメイドのアプローチをおこなうため、早い方では5.6回ほどの鍼灸で痛みが和らいだ方もいらっしゃいます。
「あれだけ病院に通っても良くならなかったのに」と驚かれる方も多く、あらゆる病気の駆け込み寺となっています。
痛みや不調が再発しない体づくり
西洋医学では「症状をおさえる」ことに注力しますが、東洋医学は「体の機能を元に戻す」ことを第一に考えます。
痛みやしびれ、かゆみといった不調は内臓機能の低下や体内のバランスの崩れが原因であるため、根本的なところにアプローチすることで健康を取り戻すことができるのです。
頚椎症を改善して快適な毎日を目指そう
頚椎症をわずらって、病院から「痛み止めで様子を見ましょう」「手術しかありませんね」などと言われた方もいらっしゃるでしょう。
薬や湿布はもちろん、手術においてもリスクがあるだけではなく完全に改善しない可能性もゼロではありません。
その点、鍼灸は根本原因に直接アプローチできるうえ、副作用がなく誰でも安心して受けられます。
どんな症状でもかまいませんので、ぜひお気軽に東洋はり灸院へお越しください。