肘部管症候群でお困りの方へ

小指と薬指のしびれを感じたりまっすぐに伸ばすことができないという方は、もしかしたら肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)かもしれません。

あまり聞きなじみのない病気かもしれませんが、日々悪化する状況に不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。「このままずっと痛みやしびれと付き合っていくのか…」と諦めている方もおられるかもしれませんが、その必要はありません。

本記事では東洋医学から見た肘部管症候群の本当の原因や鍼灸で改善できる理由について詳しく解説していきます。

【動画解説】

※施術効果には個人差があります。

肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)とは?

指の痛み

肘部管症候群とは、肘の痛みや小指・薬指のしびれを伴う病気のことを言います。

あまり聞いたことがない病名かもしれませんが、20代~50代と幅広い年代の方が肘部管症候群に悩まされている現状があります。

昔は手や腕をよく使う大工さんに多い病気とされてきましたが、最近ではスポーツや家事、デスクワークがきっかけで誰でもかかり得る病気です。特に以下のような方が肘部管症候群になりやすいとされているため、現在症状がなくても当てはまる方は要注意です。

  • テニスやバトミントンなどラケットを使うスポーツを頻繁にしている
  • 料理人・調理師
  • デスクワークが中心の方
  • 大工・現場作業員

ひじや腕をよく使う人や道具の使用により負担がかかってしまう環境に置かれている方は、肘部管症候群になりやすいとされています。そのため、少しでも違和感を感じたら早めのケアが大切ですね。

肘部管症候群の症状

病院診断

肘部管症候群になると主に以下のような症状が見られます。

  • 小指・薬指のしびれ・痛み・変形
  • ひじの痛み
  • 手の筋肉を動かしづらい
  • 指を閉じたり開いたりしづらい

これらの症状が出ると、スポーツや細かい作業をおこなうのが難しくなるのはもちろん、日々の生活にも支障が出てきます。

特に大工さんや料理人の方は繊細な作業を必要とするため、ひじや指に痛みが出ると道具を持つのも厳しくなってくるでしょう。そうなると仕事を休まざるを得なくなってしまい、精神的にもストレスを感じてしまいますよね。

ひじや指の不調が出ると、一般的には整形外科に行く方が多いのではないでしょうか。しかし、肘部管症候群の場合整形外科に行ってもなかなか良くならず、むしろ悪化する一方という方も大勢いらっしゃるようです。

肘部管症候群の原因は「不通即痛(ふつうそくつう)」

説明

一般的には、肘部管症候群の原因を神経の障害であると認識しています。

もう少し詳しくご説明すると、ひじの内側にある肘部管と呼ばれるパイプ状の器官の中に尺骨神経(しゃっこつしんけい)が通っています。この尺骨神経が何らかの原因で圧迫されたり、引っ張られたりすることで痛みやしびれが出てくるのです。

尺骨神経は薬指と小指の神経をまとめる司令塔の働きをしているため、手の中でもこの2本だけに症状が出やすいのも納得できます。また、加齢による骨の変形・ゼリー状の腫瘤(ガングリオン)なども肘部管症候群の原因となることがありますが、実際には「原因不明」と言われてしまうケースも多々あります。

西洋医学では原因がよくわからない病気や症状のことを「〇〇症候群」と名付ける事が多いのですが、根本原因がわからない限り不快な症状を完全に取り除くのは難しいですよね。

その点、東洋医学では肘部管症候群の原因を「不通即痛」であると考えています。

不通即痛とは

気血水

不通即痛とは、私たちの体内を流れる「気・血・水(きけつすい)」が滞ることで痛みや不調が出るという考え方です。気・血・水は私たちの体を健康に保つために必要不可欠な要素であり、これらが不足したり、滞ったりすればあらゆる病気を引き起こしてしまう可能性があります。

当店では体の機能を元に戻し、この気・血・水を十分に作り出して全身にめぐらせるために鍼灸をおこないます。

鍼灸が肘部管症候群に効果的な理由

説明

西洋医学と東洋医学では、病気の原因に対する考え方が大きく異なることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

当店では東洋医学の鍼灸を用いて根本原因に直接アプローチをすることで、不快な症状を改善することを目標としています。ただし、「本当に効果があるの?」と疑問に思われる方も多いと思いますので、鍼灸が肘部管症候群に効果的な理由についてご紹介しましょう。

全身をみて根本原因を見つけられるから

身体

西洋医学では症状が出ている場所にしか着目せず、アプローチ法に関しても痛み止めの薬や湿布などを用いる事がほとんどでしょう。しかし、それらはあくまで一時的に症状を抑える対症療法でしかなく、根本改善にはつながりません。

その点、東洋医学では「森をみて木をなおす」という言葉があるように、まず最初に体全体としっかりと向き合います。ひとりひとりが持つ体質を把握して、どこに本当の原因があるのか探り、根本原因に直接アプローチしていきます。

その結果、お悩みの症状はもちろん他の不調も改善し、以前よりも健康的になったというお客様も多くいらっしゃいます。一般的な病院では「原因不明」とお手上げ状態の難病や慢性病も、東洋医学であれば時間をかけて改善することができますよ。

副作用がなく老若男女誰でも安心して受けられるから

鍼灸

病院で処方される薬は、確かに効果が高く一時的に痛みやしびれが改善できるでしょう。

しかし、効果が高いということはそれだけ副作用の心配もあるということです。現に、痛み止めを飲んでいたら胃が荒れたり、長期間同じ薬を飲み続けていたら薬なしでは過ごせなくなったりする方が見られます。

その点、東洋医学の鍼灸は副作用がまったくないため、小さなお子様から高齢者の方まで幅広い年代に受けていただけます。当店の鍼灸は皆さんが想像されるような痛みや熱さはないため、安心してお任せいただけますと幸いです。

肘部管症候群を改善して快適な毎日を目指そう

トレーニングする男性

肘部管症候群にかかると、しびれや痛みでストレスを感じてしまいますし、やがて日常生活にも影響を及ぼす可能性もあります。

家事やデスクワークといった日常的な動作がきっかけとなることもありますので、少しでも違和感を感じたらすぐに専門機関に相談してみてくださいね。

東洋はり灸院では原因不明の病気や長引く不快な症状の改善を得意としています。痛みやしびれ、その他のお悩みなど、どんなことでもかまいませんので、私たちにお気軽にご相談ください。

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