頭痛でお悩みの方へ
- ズキンズキンと激しく痛む
- ギューっと締めつけられる
- 目の奥が痛む
- 身体を動かすと痛みが増す
これらはすべて「頭痛」による痛みを表現したものです。このように頭痛と一言でいっても、痛み方や症状は一人ひとり異なります。また慢性頭痛になると、病気ではないからと鎮痛剤などの薬を飲んで痛みをやり過ごす人も少なくありません。
しかし症状が長引けば長引くほど、頭痛のほかにめまいや肩こりなどの症状も現れて痛みもひどくなるなど、生活に支障が生じるリスクも高まります。東洋医学の鍼灸であれば、身体に負担をかけない自然的な施術で頭痛を改善させることが可能です。長引く頭痛の症状にお悩みの方は、ぜひ本記事を読んで東洋医学を選択肢のひとつに入れてみてください。
【動画解説】なぜ偏頭痛が鍼灸で良くなるのか?
※施術効果には個人差があります。
頭痛のタイプを知ろう
同じ頭痛でも痛み方が違うのは、頭痛によってタイプが色々あるからです。まずは自分の頭痛がどのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう。
①ズキンズキンと激しく痛む片頭痛タイプ
片頭痛は頭の片側か両側に強い脈打つような痛みが起こり、ひどくなると吐き気を伴うものなど生活に支障をきたす場合もあります。痛みが出る前に目の前がキラキラするなど、前兆や体調の変化が起こる人もいます。片頭痛は脳の太い血管が拡張し、その周囲にある三叉神経が刺激されることが原因です。しかし、なぜ脳の血管が拡張するかは、まだはっきりとはわかっていません。
②ギューッと締めつけられる緊張型頭痛タイプ
緊張型頭痛は頭が締めつけられるような痛みが特徴で、首や肩の痛みを伴うこともあります。動けなくなるほどの痛みではないため、薬で痛みをやりすごす人も多いです。お風呂に入ったり、身体を軽く動かしたりすると楽になることがあります。
緊張型頭痛は心身のストレスが大きな原因です。身体的なストレスとしては、姿勢不良などで筋肉が緊張して血流が悪くなると、痛みを引き起こす物質が生まれて緊張型頭痛につながるといわれています。
③常に頭が痛い混合型頭痛
片頭痛と緊張型頭痛を併せもった症状が出るのが、混合型頭痛の特徴です。女性に多い傾向にあり、ズキンズキンとする発作的な痛みと締めつけられる痛みが交互、または同時に起こります。痛みの周期やパターンはさまざまで、こちらもはっきりした原因は解明されていません。
④その他の頭痛
ある期間だけ断続的に目の奥をえぐられるような強い痛みに襲われる群発頭痛や、生理痛に伴う頭痛、視力の低下など目の病気に関する頭痛や歯のかみ合わせによる頭痛など、その他の症状から引き起こされる頭痛もたくさんあります。
東洋医学が考える頭痛の原因
頭痛が起こる原因は人それぞれで、これと断定できるようなものはまだはっきりとわかってはいません。ストレスによるものや遺伝、ホルモンバランス、姿勢など、考えられる要因はいくつも上げられます。しかし東洋医学では、これらの痛みが起こる根本原因は五臓(肝・心・肺・脾・腎)の不調による巡りの悪さにあると考えます。
不通即通(ふつうそくつう)
「不通即痛」という考えが東洋医学にはあり、これは簡単に言うと「通りが悪ければすぐに痛みが出る」という意味です。ここで言う通りというのは、エネルギーの源である「気」、身体を巡る血液の「血」、水分代謝を表す「水」を指します。
この気・血・水の巡りが悪くなると身体に痛みが生じやすくなり、それが頭痛となって現れるのです。もちろん頭痛ではなく、肩こりや腰痛などその他の不調となって現れることもあります。つまり、気・血・水の巡りを整えれば、頭痛を始めとする不調を改善させることができるのです。
薬に頼る前に東洋医学の伝統鍼灸を
慢性的な頭痛に悩んでいる人は、薬でその痛みを我慢してしまいがちです。しかし、頭痛薬は飲み続けると耐性ができて薬が効きづらくなることや、副作用のリスクが少なからずあります。一方、東洋医学の鍼灸は身体の本来が持つ自然治癒力を引き出す施術です。そのため身体に負担をかけずに自然と頭痛の痛みを軽減させることができます。
東洋医学の伝統鍼灸は、気・血・水の通り道である経絡(けいらく)や経穴(ツボ)に、鍼灸で刺激を与えることで巡りを整えていきます。経絡とつながりのある臓腑も活性化されるので自然治癒力が高まり、痛みの緩和や再発防止にも効果的です。当店では痛みや熱さのない上質な鍼とお灸を使用しているので、鍼灸初心者の方でも安心してお受けいただけます。
東洋医学の鍼灸が頭痛改善に効果的な5つの理由
ここからは、東洋医学の鍼灸が頭痛の症状になぜ効果的なのか、その理由を解説していきます。
①個々に合わせた施術ができる
東洋医学の鍼灸は、頭痛だからすべて同じツボに鍼灸を施すということはいたしません。一人ひとりの症状や体質に合わせて施術を行うため、頭痛の原因を特定して効果的にアプローチすることが可能です。
②薬に頼らなくても改善可能
現代医学では、頭痛に対して薬を処方することが一般的です。しかし東洋医学の場合は、薬に頼らずに鍼灸を用いた自然な方法で頭痛を改善させることができます。
③全身のバランスを整えることができる
伝統鍼灸を用いた施術は頭痛だけでなく、全身のバランスを整えることができます。そのため、頭痛はもちろんその他の不調も改善されるケースが多いです。
④副作用が少ない
鍼灸は薬に比べると副作用は少ないです。ですので、長期的な施術でも安心して取り組むことができます。
⑤自己免疫力を高めることができる
東洋医学の鍼灸は、自己免疫力を高めることができるため、頭痛の予防にも効果的です。
頭痛対策として効果的な3つのセルフケア法
鍼灸と併せて、ご自宅でできる頭痛のセルフケア法を紹介します。
①瞑想・深呼吸
頭痛はストレスから発生することが多いため、リラックス効果のある瞑想や深呼吸が効果的です。瞑想は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制することが報告されており、深呼吸は交感神経を抑制することでリラックス効果があるといわれています。また、頭痛発作時には深呼吸をすることで血流が改善されることも報告されています。
②ストレッチ及びストレス解消のための運動
頭痛は首や肩の筋肉の緊張が原因の場合があります。ストレッチやストレス解消のための軽い運動を行うことで、筋肉の緊張を緩和して頭痛を軽減させることができます。ある研究によると、筋肉を伸ばすストレッチが緊張性頭痛の改善に効果があるとされていますまた、適度な運動はストレス解消に効果的で、頭痛を予防することが可能です。
③眼精疲労の緩和
パソコンやスマートフォンなどのデバイスの使用が長時間続くことによる目の疲れやドライアイなどが、頭痛を起こす原因になることがあります。この場合は、目を休めることが症状の緩和には効果的です。
具体的には、20分に1回は目を休め、目の周りの筋肉をほぐすマッサージをするのがオススメです。また、パソコンやスマートフォンを使用する際には、画面の明るさや色温度などを調整することも推奨されています。
おわりに
頭痛は身体から出るSOSサインのひとつです。身体に溜まったストレスや疲れが、頭痛という形で現れます。鍼灸は身体と心を整え、頭痛を軽減するための自然療法としてあなたの頭痛改善をアシストします。
私たちは多くのお客様の頭痛を改善するために、鍼灸を続けてきました。あなたの症状を詳しくお伺いし、あなたに合った施術方法で、あなたの身体を整えていきます。頭痛の苦しみから解放され、自分自身の健康を手に入れましょう。私たちは全力で、あなたの頭痛改善をサポートいたします。