東洋医学と西洋医学を併用するメリット(統合医療について)
- 「東洋医学と西洋医学はどちらを選べばよいですか?」
- 「病院に通っているけど鍼灸院に通っても大丈夫ですか?」
こうした疑問を持っている方は、多くいらっしゃると思います。痛みや不調を改善させるために、どこで何をすればよいか悩む方は少なくありません。その際、同じ病院に通い続けるなど、ひとつの選択肢にとらわれすぎてしまうのは実はもったいないことなのです。
東洋医学と西洋医学にはそれぞれ得意不得意があり、症状に合わせて柔軟に使い分けするのが改善の近道となります。今回は、東洋医学と西洋医学を併用する総合医療について、メリットと併せて詳しく解説していきます。
【動画解説】代替え医療について
西洋医学と東洋医学の得意不得意
本来、西洋医学は戦争とともに発展してきたという歴史があるため、切ったり縫ったりといった外科手術を必要とする症状や、救急医療といった分野を得意としています。さらに近年は、化学や機械の進歩により西洋医学でも早期発見・早期対応が可能となり、症状が改善される方がたくさん増えてきました。
しかしながら、現代医学でもまだまだ改善されない病気が多いのも事実です。現代病や生活習慣病、ストレス性の病気などはその最たる例で、西洋医学では残念ながらほとんど原因がわかりません。
東洋医学の場合
一方、東洋医学では体質を改善することを施術の目的としています。これにより、一人ひとりが本来持っている自然治癒力や自己免疫能力を高めることで、症状が改善されるというのが施術のメソッドです。
また、体質改善することによって、症状の出にくい身体をつくることもできます。例えば毎年ギックリ腰になる方や、生理のタイミングで体調を崩される方、天気の悪い日に頭痛が起こる方、季節の変わり目によく風邪を引いていた方などが施術を重ねることで、症状が出なくなっていく様子を実際にたくさん見てきました。
しかしながら、東洋医学は外科手術が必要なときや画像診断、数値的な検査、感染症、高熱、激しい頭痛があり吐気や意識障害を伴うとき、救急救命が必要なときなどに対応することができません。このような症状がある場合は東洋医学の範囲外となるため、真っ先に病院を受診することをお勧めします。
それ以外の症状や疾患であれば東洋医学で対応可能であるため、ぜひご来店ください。特に東洋医学は、西洋医学が苦手とする生活習慣病などの慢性疾患の改善を得意としています。
東洋医学と西洋医学を上手く使い分けよう
つまり大切なのは、東洋医学と西洋医学それぞれの得意分野を上手く使い分けられるようになることです。一度病院に通ったからずっと通い続けなければいけないとは考えず、病気や症状に合わせて改善のための柔軟な選択肢を持っていただけたらと思います。もちろん、最初は西洋医学(病院)に通って、症状が慢性的になったら東洋医学に切り替えるということもOKです。
こうした東洋医学と西洋医学の垣根を越えた総合医療という選択肢も、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございました。