潰瘍性大腸炎について
大腸の病気の中でも10万人のうち100人程度にしか見られない潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)は、下痢や血便、腹痛などあらゆる症状をもたらす病気です。
近年は20代から30代の若い世代を中心によく見られるようになり、当店にも潰瘍性大腸炎にお悩みのお客様が来られたことがあります。
本記事では東洋医学から見た潰瘍性大腸炎について徹底解説するとともに、東洋医学を用いた具体的なアプローチ方法についてお伝えします。
【動画解説】潰瘍性大腸炎を治すのに重要なこと
※施術効果には個人差があります。
潰瘍性大腸炎とは?
潰瘍性大腸炎は大腸の病気のひとつで、一般的な病院では「難病」に指定されています。
代表的な症状には以下のようなもの挙げられます。
- 下痢
- 血便
- 腹痛
- 発熱
- 貧血
- 体重減少
人によって出てくる症状はさまざまですが、どの症状も大腸に炎症を起こしていることによって引き起こされています。
潰瘍性大腸炎へのアプローチは一般的に専用の薬を用いておこないますが、再発する可能性が高いため、西洋医学では根本改善は難しいと言われています。
そこで私たちの出番なのですが、実はこの難病指定の潰瘍性大腸炎は東洋医学の適用範囲内になっており、当店には県をまたいでたくさんの方が来られています。
当店の鍼灸を受けられた方の中には食事制限をしなくても症状が出なくなった方や、一生のお付き合いを覚悟した薬を断つことがきた方も多くいらしゃいます。
東洋医学によるアプローチ
東洋医学の大きな特徴として、目に見える症状、お客様が訴える症状だけをみるのではないという点が挙げられます。
東洋医学では、体をひとつひとつの部位や内臓がつながっていると考えているため、症状が出ているお腹だけをみるのではなく、体全体の状態を細かく把握します。
実は潰瘍性大腸炎のお客様の多くが下痢や腹痛といったお腹の症状だけに悩まれているのはなく、下記のような症状もあわせて持っているケースが多く見られます。
- 肩こり
- 腰痛
- 冷え
- 不眠
こういった症状は、「潰瘍性大腸炎」をメインの症状として病院に行ってもみてもらえず、また効果的なアプローチもしてもらえません。
しかし、私たちは体全体から出ているSOSに耳を傾け、お客様の体の中で何が起こっているのか、何が根本原因となっているのかを追求します。東洋医学では他の症状を改善していくことで、結果的にメインの潰瘍性大腸炎も改善することが可能です。
東洋医学の観点では、あらゆる病気の原因はひとりひとりが持つ体質や内臓の働きの低下と考えています。したがって、問題となる体質を改善したり、機能低下してしまった内臓の力を元に戻すことに重きをおいて鍼灸施術をおこなっていきます。
「鍼灸」と聞くと、腰痛や肩こりなど特定の場所の痛みに対して強いイメージがあるのではないでしょうか。しかし、実際には内臓疾患についても得意であるため、潰瘍性大腸炎だけではなく、逆流性食道炎、クローン病などの改善も可能です。
潰瘍性大腸炎にお悩みの方は、毎日決まった時間に大量の薬を飲まなければならなかったり、1日に20回、30回とトイレに駆け込まなければならない方も大勢いらっしゃいます。
「病院に行ってもなかなか良くならない」「長い期間薬と付き合っていくのが苦痛」という方は、ぜひ東洋医学も選択の視野に入れてみてください。一般的な病院である西洋医学とは全く違ったアプローチで改善に導くことができ、さらには痛みや熱さも感じない心地良い鍼灸が当店の自慢です。
注意点
ただし、難病指定である潰瘍性大腸炎にはひとつ注意点があります。
根本改善が可能な東洋医学ではありますが、もっとも危険と言われている「急性劇症型」の場合は注意しなくてはなりません。
大腸から大量に出血したり、場合によっては大腸が破裂して死に至る可能性もあるため、この場合はすぐに病院で緊急手術を受ける必要があります。早期発見できるのが一番望ましいですが、急性劇症型はその名のとおり急に発症するタイプであるため、命の危険を感じたら迷わず病院へ行くようにしてください。
このように当店では潰瘍性大腸炎の病気の危険性から、東洋医学と西洋医学の併用をおすすめしています。
潰瘍性大腸炎を改善して快適な毎日を目指そう
潰瘍性大腸炎は難病に指定されていることから、「根本改善は難しい」と諦めてしまっている方も多いかもしれません。
確かに潰瘍性大腸炎の中には緊急性の高いものも存在するため、その際には一般的な病院で処置を受けた方が良い場合もあります。しかし、東洋医学では目に見える症状だけではなく、体全体の状態を考慮してひとりひとりに最適なアプローチをおこなうことが可能です。
東洋医学の鍼灸を受けたことがないという方は、ぜひこの機会に東洋はり灸院へお越しください。