動悸・息切れでお困りの方へ
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体を激しく動かしていないのに「ドキドキと心臓が波打つ感じがする」とか、「呼吸が苦しい」という症状に悩まされている方はいませんか?特別なことをしていないにもかかわらず心臓の鼓動を感じる症状を動悸、息苦しさを感じる症状を息切れといいます。
どちらの症状も呼吸器である「肺」に負担がかかっていることにより起こる症状なのですが、実は東洋医学の観点では本当の原因は別のところにあると考えます。こちらでは動悸、息切れの本当の原因をはじめ、具体的な症状や対処法についてお伝えしていきます。
【動画解説】動悸・不整脈に有効な鍼灸
※施術効果には個人差があります。
動悸とはどんな症状?
24時間365日鼓動を続けている私たちの心臓の動きは、通常であれば全く意識しないものです。
鼓動を毎回感じていると常に心臓のことを意識しなければならなくなり大変ですが、ありがたいことに無意識のうちに働いてくれているため、心臓の動きが気になることは少ないでしょう。
もちろん、緊張した時、激しい運動をした時などは体中に血液や酸素を運ばなくてはならないため、通常の心臓の動きよりも早く、強く鼓動を行います。そういった時には「ドクンドクン」と心臓の動きをしっかりと感じられるでしょう。
しかし、動悸が起こると特別に心臓が激しく動くようなことをしていないにも関わらず、心臓の鼓動を感じてしまいます。
鼓動の感じ方
動悸が起こっている時の心臓の鼓動の感じ方は大きく分けて、「ドキドキ」と早さのある鼓動、「ドクンドクン」と大きい鼓動、「ドキドキ…ドキッ」と胸が詰まるような鼓動の3パターンあります。
いずれにしても不快な症状であるうえ、深刻な心臓病の初期症状であることも考えられますので、早めに対処するべき症状と言えるでしょう。
また、動悸の症状をお持ちの方には以下のような症状もあわせて見られることが多いです。
- 鼻の症状
- 風邪を引きやすい
- 風邪ひくと咳が止まらない
- 咳喘息
- 便秘
- 下痢
- 皮膚症状(乾燥肌、アトピー)
- 末端冷え性
- 気分が落ち込む
- うつの初期症状
- 季節の変わり目に症状が出やすい
このような症状に対して西洋医学では一つ一つの症状に適切な処置を行っていく必要がありますが、東洋医学ではこれらの不快な症状に対して、一度にアプローチすることが可能です。
息切れとはどんな症状?
一方息切れの症状とは、十分な酸素があるにも関わらず「呼吸が苦しい」と感じることをいいます。
激しい運動をしたり、山頂など空気が薄いところでは必然的に息苦しくなるものですが、息切れの症状をお持ちの方は日常生活の中でも呼吸がしづらいと感じてしまう傾向にあります。
特に仰向けや横向き、うつぶせなど、横になると息苦しいと感じられる方は息切れの症状が出ていると考えられます。
元々喘息持ちの方も息切れに悩まれていることがありますが、そのようなケースでは苦しくて横になることができないほどです。
また、息切れの症状をお持ちの方には以下のような症状もあわせて見られることが多いです。
- 円形脱毛症(あるいは昔そうだった)
- 眠りが浅い
- 口内炎ができやすい
- 喉に症状を感じる事が多い
- 呼吸器系が弱い
- 朝に首が痛む、腰痛がある、体が重たいなど朝の不調がある
- 生理痛がある、生理不順である
- 爪に縦線がある、巻き爪、爪が薄い、割れやすいなど異常がある
- 手足末端の冷えがある
- 乾燥肌など皮膚症状
- 鬱、怒り、気分のアップダウンが激しい
- 肩こりがある
- 鼻炎、花粉症、蓄膿、慢性のアレルギー性鼻炎などの鼻の症状
- アレルギー症状
息切れの他にこのような症状をお持ちの方は、東洋医学を用いて「体全体の流れを整える」と穏やかに過ごせるようになりますよ。
動悸・息切れの原因は「気の巡りの悪さ」と「肺の弱さ」
動悸、息切れどちらの症状も苦しく、長く続けば続くほど気持ちも滅入ってきますよね。
東洋医学では動悸、息切れの原因は「気滞」と「肺虚」と呼ばれる2つの体質と言われています。
気滞は、体を巡る「気」がうまく循環していない状態のことを指し、肺虚は肺の機能が低下している状態のことをいいます。
この二つの体質は相互関係にあり、肺の力が弱まると体全体にエネルギーをうまく送り出すことができずに、気滞になりやすいと言われています。
体の中でも特に重要な役割を持っている肺の力を引き上げることにより、気の巡りも良くなり、全身の状態が整っていくと言われています。
東洋医学では五臓六腑と気へのアプローチを同時に行うことができるのです。
東洋はり灸院の鍼灸施術について
東洋医学は症状が起こっているところだけに着目するのではなく、根本的な原因を探り出し、深部に適切なアプローチをしていきます。
東洋はり灸院では長年積み重ねてきた知識と経験をもとに「痛くない鍼」と「熱くないお灸」を使って、お体の不調に語りかけます。
鍼灸施術で肺の機能を高めることで動悸や息切れの症状はもちろん、呼吸器の機能改善、血液に関わる器官の機能改善も同時に行うことが可能です。
また、当店ではダラダラと終わりのない治療は絶対に行いませんので、その都度お体の状態を一緒に確認しながら、適切な施術を受けていただきますのでご安心ください。
動悸・息切れを改善して快適な毎日を目指そう
動悸や息切れといった症状をお持ちの方は「大きな病気が隠されているのではないか」と不安な気持ちになられるのではないでしょうか。
当店では気になる症状だけに注目するのではなく、お体全体の状態や症状に着目し、穏やかに改善していくことを目標にしています。動悸、息切れにお悩みの方はどんなに些細なことでもお気軽にご相談くださいね。