つらい副鼻腔炎でお困りの方へ
風邪をひいたり、花粉症になると鼻水・鼻づまりの症状が出てくることがあるでしょう。
基本的には、普通の風邪や花粉症であれば快方に向かうとともにこれらの症状も落ち着いてくるものです。しかし、いつまで経っても症状が良くならない・むしろ悪化していると感じる場合はもしかしたら「副鼻腔炎」かもしれません。
本記事では東洋医学から見た副鼻腔炎の本当の原因や、鍼灸がおすすめの理由についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
【動画解説】副鼻腔炎でお困りの方は東洋医学!
※施術効果には個人差があります。
副鼻腔炎の症状
副鼻腔炎とは、鼻水や鼻づまりの症状が長い期間続く病気のことを言います。
通常の風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎と間違われやすい病気ですが、放っておくとのどに鼻水が流れ、膿がたまって炎症が起こることもあります。
以下は副鼻腔炎によく見られる症状であるため、もし当てはまるようであれば「ただの風邪」と自己判断しないようにしてくださいね。
- 3ヶ月以上鼻づまりが続いている
- ドロドロした粘り気の強い鼻水が出る
- においがわからない
- 顔面が痛い
- 目の奥が痛い
- 頭痛
通常の鼻水・鼻づまりであれば長くとも1ヶ月ほどあれば症状が改善しますし、比較的サラサラとした鼻水が出るのが特徴です。また、鼻水によって頭痛がしたり目の奥が痛くなったりといったこともあまり起こらないでしょう。
そのため、長期間鼻の症状が続いたり、いつもの鼻水と違うと感じたら副鼻腔炎を疑う必要があります。そもそもなぜ副鼻腔炎が起こるのか、そのメカニズムについてご説明しましょう。
私たちの鼻の中には「鼻腔」と呼ばれる空間があります。
そして鼻腔の周りには4種類の空洞が存在しており、全部で8つある空洞のうちどれかに炎症が起こっている状態が「副鼻腔炎」です。ひと昔前は「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれていましたが、そちらの方が聞きなじみがあるという方も多いかもしれませんね。
副鼻腔は鼻腔と細い自然口(鼻腔につながっている穴)で構成されていますが、炎症が起こることで自然口がふさがってしまいます。自然口がふさがると副鼻腔の中で出てきた分泌物を体外に排出することができなくなり、膿が溜まって炎症が起こります。
副鼻腔炎の症状は人それぞれですが、何も対策をせずに放っておくと中耳炎をはじめ視力障害や意識障害をもたらすこともあります。そこまで重症化する人は少ないかもしれませんが、常に副鼻腔炎の状態である「慢性副鼻腔炎」に進んでしまう可能性もあるため、早めのケアが非常に大切です。
西洋医学の副鼻腔炎へのアプローチ
副鼻腔炎は誰にでもなり得る病気で、小さな子どもからお年寄りまでさまざまな年齢の人が悩んでいるでしょう。
一般的な病院では副鼻腔炎に対して、抗生物質や痛み止めを使ってアプローチをおこないます。
耳鼻咽喉科では鼻づまりや痛みの原因となっている「膿」を綺麗に吸い取って鼻の中を正常化する方法も用いられるでしょう。また、慢性化している場合には膿を取り除くだけではなく、分泌物の出入り口を大きく広げる手術をおこなうこともあります。
これらをおこなうことで鼻の中が綺麗になり、正常化するため一時的には症状が大きく改善します。しかし、抗生物質や痛み止めは飲み続けると副作用が現れたり、薬の効果が切れると症状が再発してしまうこともあります。
手術に関しても必ずしも良い結果となるわけではなく、場合によっては副鼻腔が本来の役割を果たさなくなってしまうこともあります。
西洋医学のアプローチは即効性がありますが、根本からの改善を目指すのであれば東洋医学も併用することをおすすめします。
副鼻腔炎の原因は「体質」
西洋医学では副鼻腔炎が起こるきっかけを「細菌」と考えていますが、実は東洋医学では別のところに原因があると考えています。
東洋医学では「どのような病気もそれぞれが持つ体質によって引き起こされる」と考えています。したがって、体質を変えれば自然と悩んでいる症状が改善され、病気になりにくい体を作ることができるということですね。
西洋医学は目に見える症状だけに焦点を当ててアプローチをするため、「体質を変える」という概念がありません。そのため、「まずは痛みや不調を和らげる」ということを一番に考えた方法を用いるのです。
東洋医学に古くから伝わる「五行色体表」というものをご存じでしょうか。
これは体の臓器と心の状態をそれぞれ5つに分けた表のことを言います。
「ひとつの症状に対して、どの臓器にどんな問題があるのか」や「どんな病気にかかりやすいか」を見極める事ができる優れものです。つまり、副鼻腔炎だけではなく体全体に着目して問題となっている体質から改善していくことができます。
経絡治療(けいらくちりょう)
東洋医学では鍼灸を用いてアプローチをおこなうのが基本ですが、より高い効果が期待できる「経絡治療」というものがあります。
経絡とは、私たちの体にとって非常に大切な「気・血・水(きけつすい)」の通り道です。経絡と体の表面をつないでいるのが「経穴(ツボ)」で、東洋医学では不調が見られる臓器と対応したツボに鍼やお灸をおこないます。
ツボに刺激を与えると臓器を活性化させ、人間が本来持っている力を引き出すことができるため、さまざまな不調の改善が期待できるのです。
「鍼灸」と聞くと怖いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、当店の鍼灸は痛みや熱さはほとんどないため、どなたでも安心して受けていただけますよ。
東洋はり灸院で副鼻腔炎が改善した方の事例
最後に、副鼻腔炎に悩んで当店に来られたお客様の事例をご紹介します。
Aさんはもともと鼻が悪く、さらには毎月末付近になると扁桃腺が真っ赤に腫れ上がり、熱が40度ほど出るという生活を送られていました。このままでは日常生活が送れないと思い、5年ほど前に手術を受けたものの、症状はあまり改善せず不安を感じて当店に来られました。
当店に来られて早速鍼灸を受けていただきましたが、初回の段階でも「なんとなく鼻の調子が良くなった!?」と感じられたそうです。その後も続けて通っていただき、3、4回目の時には劇的に体の変化を感じて、現在は月末の不調も一切なくなったそうです。
「鍼灸って本当に効くの?」と思われている方も多いと思いますが、病院でも良くならなかった症状があればぜひ私たちにお手伝いさせていただけますと幸いです。
副鼻腔炎を改善して快適な毎日を目指そう
鼻水や鼻づまりがいつまで経っても良くならないという状況は、イライラしますし仕事や家事の効率が落ちるなど、日常生活にも支障をきたしますよね。
もし副鼻腔炎である場合は、悪化すれば他の病気に移行してしまう可能性もあり大変危険です。少しでも「怪しい」と思われる症状があれば、どんなに些細な事でも東洋はり灸院へご相談ください。
豊富な実績と確かな技術を持ったスタッフ団と一緒に健やかな毎日を目指しましょう。